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8月11日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 582字|2014.8.11|社会 (society)|ハロハロ ]

 今年も自家製のブルーベリージャムが出来上がった。滑らかな舌ざわりと、とろみ感が出てなかなかの出来栄えと、自賛しながら味わっている。ブルーベリー狩りに出掛け、ジャム作りを始めてから10年近くになる。当初はなかなかうまくいかず、試行錯誤を繰り返した。摘み取ったブルーベリーを一晩冷凍するという話を聞き、さっそく確かめると、皮がはじけ、とろみ感が一段と出るようになった。

 「東京でブルーベリー狩り」と聞いて、当初は意外に思ったこともある。ところが地域別の生産量を調べて驚いた。東京は断トツの長野県に次いで、茨城、群馬と並んで国内第2位の生産地と分かった。収穫期が約2カ月間と短いが、今年は友人の奥方に紹介され、例年と違う近郊の農園に出掛けた。作柄、品質とも平年並みというが、猛暑の中、汗だくになりながら約1キロのブルーベリーを摘み取り、早々と退散した。

 ブルーベリーは冷凍の輸入製品などを入れると、1年中、スーパーの店先でお目にかかれる。しかし値段が高く、ジャム作りには手が出ない。それに比べ東京都産は100グラム、150〜200円と手ごろだ。自家製のジャム作りは、丹念なあく取りが決め手と言われ、鍋から離れられない。ジャム作りを始めると、いろんな種類のジャムに挑戦したくなるという愛好家の話を聞いたことがある。確かに凝りだしたら切りがない。(富)

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