服役囚奪還を計画
[ 313字|2014.7.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方北ラナオ州イリガン市に駐留する国軍は、モロ・イスラム解放戦線(MILF)が服役囚を奪還するため刑務所を襲撃するのではないかとして、警備強化に乗り出した。
帰宅途中の公立学校の教師夫妻が6月18日に拉致され、軍と警察はこのほど、主犯のMILFの地区司令官マジド・アブアト容疑者を拘束、刑務所に収監した。同容疑者は2010年に起きた数件の殺人事件の容疑者でもあり、服役の長期化は必至。しかし、教師夫妻は拉致されたままで、市長はMILF筋の情報として、教師夫妻の解放はアブアト容疑者の釈放が条件のようだと話している。
国軍幹部はアブアト容疑者の奪還計画があるとの情報を確認したとしている。(1日・ブレティン)