ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2014.6.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
外国人拉致事件が難航
ミンダナオ地方サンボアンガの西部ミンダナオ警察によると、イスラム過激派アブサヤフに拉致されている欧州系の外国人は少なくとも4人おり、長い間監禁されたまま身代金交渉も進展していない。
イスラム教徒地域のタウィタウィの山岳地帯で2012年4月、バードウォッチング中に拉致されたヨーロッパ国籍のエルウォルド・ホルンさんら男性2人は消息不明。また今年4月にパラワン島近くで小型ヨットから拉致されたドイツ人のステファン・オコネクさんら男女2人についても、音沙汰なしという。
マレーシア・サバ州では5月、マレーシア人2人が拉致された。拉致はいずれもアブサヤフ分派の犯行とみられ、警察は特別捜査班を編成して事件解決に力を入れ始めた。(21日・スター)