払われた巨額身代金
[ 325字|2014.6.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マレーシア・サバ州でイスラム過激派アブサヤフに拉致された中国人女子学生(29)とミンダナオ地方の比人女性(40)が5月末、2カ月ぶりに解放された。仲介のマレーシア首相は「身代金は支払われていない」と話していたが、比人女性がキリスト教系ラジオに「3億ペソ(約7億円)が支払われた」と秘密を明かしてしまった。
比人女性はアブサヤフと女子学生の通訳をさせられたという。アブサヤフは中国にいる女子学生の家族に身代金5億ペソを要求したため交渉は難航したが、最後には3億ペソで了承したという。
この間、アブサヤフは2人に危害を加えることはなく、フライドチキンが毎日出され、中国人女子学生の誕生日には特別のごちそうも出たという。(8日・インクワイアラー)