支援物資の到着に遅れ
[ 327字|2014.3.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
社会福祉開発省が台風ヨランダ(30号)の被災地に配給している緊急支援物資の到着が最大で1カ月近くも遅れており、住民の不満が高まっている。特に台風の被害がひどく、全滅に近い状態となったレイテ島タクロバン市で配給の遅れが目立っているという。
同市のバランガイ(最小行政区)71区で被災したアレックス・ソレイユスさん(43)によると、コメ袋や食料品などの日常品については、1月半ばまでには必ず届けると言われていたのに、実際に届いたのは2月11日だった。
また2月の1〜15日の間に届くと通告のあった追加の支援物資については、24日現在でもまだ支給されておらず、なんの音沙汰もないという。住民は怒りを通り越し、悲しみにくれている。(25日・ブレティン)