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　ミンダナオ地方の北コタバトで７日午後４時ごろ、巨大な竜巻が二つの村のバナナ園に襲来した。目撃者などによると、バナナ畑の上空に真っ黒な雲が垂れ込め、あたりに強風が吹き出したかと思ったら、直後に竜巻が襲ってきたという。50ヘクタールのバナナ園が壊滅状態になった。この１週間がちょうどバナナの収穫期にあたっており、被害総額は６００万ペソに上るという。

　また同じミンダナオ地方のダバオ近郊のバナナ園では、パナマ病と呼ばれるバナナの木の根がしぼんでいく病害の危険が高まっており、大学の研究者が農園の関係者と早急な対策に乗り出した。パナマ病はバナナを枯死させる恐ろしい病害として知られており、バナナの大敵という。（９日・ブレティン）