ダバオ市長発言に懸念
[ 316字|2014.1.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大統領府のコロマ報道班長は、ダバオ市のドゥテルテ市長が先にコメ密輸業者に対して、「殺す」という主旨の発言を行ったことに対して、不適切と懸念を表明した。ドゥテルテ市長の発言は、6日にダバオ市役所で行われた記者会見の席上、コメの密輸問題に触れ「ダバオ市では密輸はするな」との呼び掛けに続いてなされた。
コロマ班長は「大統領は何人も法の上に立つことはできない、という信念を持っている。超法規的な手段に訴えてはならない」と、市長を戒めた。昨年7月にも、警官が誘拐事件の容疑者と撃ち合いになった事件で、市長は「犯罪者は射殺しろ」との命令を下して物議をかもした。この際も大統領府は、発言は法に反するとの忠告をしていた。(8日・ブレティン)