教室用テントが不足
[ 315字|2013.12.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
台風ヨランダ(30号)で被災したビサヤ地方パナイ、ネグロス両島北部の地域では、損壊した校舎にかわって急造の「テント教室」が次々に建てられた。テントは国連児童基金や非政府組織(NGO)などの寄付に頼っているが、大幅に不足している。
教育省によると、この地域の小学校と高校では計1042教室が被害を受けた。テント教室は、児童や生徒を一日も早く学校に戻そうとする応急の措置だが、682の学校で少なくとも2128張りのテントが足りないといわれる。
同省地域事務所のジョン・シエナ氏によると、テントが設営された地域でも生徒の登校率は、まだ最大4分の3程度で、残りは家族ごと引っ越した可能性が高いという。(17日・インクワイアラー)