「幻のコーヒー」で窮地
[ 320字|2013.12.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
愛好者の間で「幻のコーヒー」とも呼ばれるアラミドコーヒーの製造業者が、ジャコウ猫虐待と批判され、窮地に立たされている。ダバオ市のフィリップ・ディゾン氏は、ジャコウ猫が食べたコーヒーの実から作るアラミドコーヒー製造のため、70匹以上のジャコウ猫をおりに入れて飼育している。
ディソン氏は、2年ほど前に環境天然資源省や個人から譲り受けた20匹のジャコウ猫を飼い始めた。ジャコウ猫は多産系で、瞬く間に増えた。
動物愛好家や環境保護団体は、ジャコウ猫を繁殖とコーヒー製造の目的だけに利用しているのは虐待だと批判。これに対して、ディソン氏は「ジャコウ猫は農家のニワトリを襲ったり、作物を荒らす害獣」と反論している。(18日・ブレティン)