北京ダックを日本へ輸出
[ 321字|2013.12.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオ市の地元企業が北京ダック輸出に乗り出し、第一弾として今月中にも日本向けの出荷が始まる。かつて東南アジアや中国、韓国などで猛威をふるった鳥インフルエンザ汚染地域から、フィリピンが正式に除外されたことに目をつけたベンチャー企業が起業に踏み切った。
マハリカ・アグロ・マリン・ベンチャー社のビンセント・ラオ社長によると、昨年、世界最大の北京ダック生産地の英チェリー渓谷から3千匹の種鳥を輸入。これを基に食肉用ダックを育ててきた。
ラオ社長は、将来的には中東地域への輸出も視野に入れ、「ダバオは将来、アジア最大の北京ダック生産地となる」と意気込んでおり、関係者も特産の熱帯果物と並ぶ輸出品に、と期待を寄せている。(11日・ブレティン)