自家発電機の使用を要請
[ 322字|2013.12.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ州のダビデ知事は12日、台風ヨランダ(30号)で被災したレイテ島からの電力供給再開の目途が依然立たないため、州内の大口電力使用の企業などに対し、自家発電機をこれまで以上の頻度で使用するよう要請した。今回の台風では、国内最大といわれるレイテ島の地熱発電所や送電線が被災し、1カ月以上が過ぎた今も送電が再開されていない。
知事によると、州内の大口電力使用の企業は「危機を乗り切るためには、それぞれの持ち場で協力しあわなければならない」との呼び掛けに協力的で、企業名をいちいち挙げて謝意を表明した。小口の一般家庭にも電力の節約を呼び掛けており、他のビサヤ地域にも、こうした動きを広げてゆきたい、としている。(13、14日・ビジネスワールド)