神をも恐れぬ泥棒
[ 317字|2013.12.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方南アグサン州サンフランシスコ町の教会で、台風ヨランダ(30号)被災者のための献金10万ペソ超が盗まれた。教会のアルテミオ・ユサヤン神父が教会内の経理事務所にある戸棚の前にガラスの破片が散らばっているのに気づき、戸棚の中を調べたところ、被災者のために集めた献金がそっくり無くなっていた。
盗難があったとみられる日に教会の近くでホームレスの14歳の少年が目撃されていた。この少年はこれまでもたびたび献金を盗んでおり、背後にはホームレスの少年少女を指揮している成人男性がいるという。ユサヤン神父は「この街では教会のような聖なるところでも、もはや泥棒に寛大ではいられなくなった」と、嘆いている。(28日・インクワイアラー)