来比旅行者目標に暗雲?
[ 339字|2013.11.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
政府は2013年に海外からフィリピンを訪れる旅行者を当初、前年比28・81%増の550万人としていたが、ビサヤ地方を襲った2度の自然災害で、目標達成は困難となった。ヒメネス観光長官も「望みを捨てていないが、伸び率は鈍っている」と話している。
12年に来比した海外旅行者427万人のうち、43%に当たる185万人がビサヤ地方を訪れた。今年も8月末の段階では318万人のうち約4割を占めていた。そこにボホール地震が起き、台風ヨランダ(30号)が襲来した。
地元の観光業者からも弱音が出始めている。大地震に見舞われたボラカイ島では、台風の影響は殆どなかったが、観光省の中部ビサヤ地域事務所のモンテシロ所長も「訪問客数が落ちても驚かない」と話した。(19日・ビジネスワールド)