キラム3世に追悼の声明
[ 372字|2013.10.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マレーシアのサバ州に今年2月、武装集団を送り込み、20日に亡くなったスルー王国の末えい、スルタン・ジャマルル・キラム3世に対し、大統領府は同日、追悼の声明を発表した。バルテ報道官補の声明ではキラム3世の死を悼み、親族らにも哀悼の意を表明している。
キラム3世の遺体は21日早朝、遺族とともに自家用機でマニラ空港からスルー州の州都ホロに到着。空港には約50台の車列が出迎えた。遺体と車列は比海軍や国家警察の護衛の下に、カサニャンガン・モスクヘ向かい、遺体は州都から16キロほど離れたマイブングにある一族の墓地に埋葬されたという。
旧スルー王国のスポークスマンは、一時は敵対関係にもあった大統領府が哀悼の意を表明したことを受け22日、「王国の臣民だけでなく、全土のフィリピン人にとって、良い兆候」と、これを歓迎した。(22日・ブレティン)