反ポークを大衆運動に
[ 322字|2013.10.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオ市の法律関係者らが、不正流用事件の捜査対象となっている国会議員向け優先開発補助金(PDAF、いわゆるポークバレル)に反対する運動を大衆的に拡大するために苦心している。フィリピンのメディアでは、連日のようにこの問題が大きく伝えられているが、その仕組みがなかなか大衆には分かりにくいためである。
こうした動きの中心的な役割を果たしているアテネオ大学ダバオ校のマヌエル・キボット氏によると、ポークバレルの中には低所得層の子弟が無料で教育を享受したり、薬品を受け取ったりできる仕組みもある。「肝心なのは庶民のためになるカネと政治家のポケットに入るカネを大衆が分かるように説明すること」と、キボット氏は話している。(11日・ビジネスワールド)