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　モロ民族解放戦線（ＭＮＬＦ）によるサンボアンガ市街地占拠事件で、国軍から首謀者とみられているミスアリ初代議長は、16日にインドネシアの古都ジョグジャカルタで開かれる予定のイスラム諸国会議（ＯＩＣ）仲介の比政府とＭＮＬＦとの会議に出席する予定だった。デレス大統領顧問（和平問題担当）が11日、明かした。

　デレス顧問によると、この会議は１９９６年に政府とＭＮＬＦとの間で締結された和平協定の履行へ向けた５回目の見直し会議。ＭＮＬＦから４派の代表が出席し、ミスアリ初代議長には他に２人が同行する予定だった。

　初代議長派以外の３派は、今回の占拠事件を批判しており、このままだと同派だけが会議から外されそうだ。（12日・ビジネスワールド）