気候変動への対応を
[ 323字|2013.9.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
自然災害への備えの欠如が大惨事を招いた││。国連の世界食糧計画(WFP)フィリピン事務所が、地元自治体と協力して地球気候変動への対応に力を入れている。
アグロール事務所長によると、ダバオ市では6月、地滑りを防止するために10基の大型集水装置を導入し、1年間かけてその性能と効果を検証することにした。また、洪水防止のためダバオ河など三つの河川沿いや四つの橋に7基の水位計を設置した。
同事務所では、河川沿いへの植林も奨励しており、モデルケースとして、2011年の台風センドンで大被害を被ったカガヤンデオロ市が資金援助を受けた。アグロール所長は「住民の意識を変えるには、地元の要望に応えるのが早道」とも話している。(3日・ビジネスワールド)