大学拡張計画に壁
[ 319字|2013.9.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
50年前、セブ州がフィリピン大(UP)セブ校に譲渡した土地をめぐって違法占拠住民と大学側の争いが紛糾している。問題の土地約14ヘクタールは、1964年に州政府が同地にあったセブ短大ごとUPセブ校に譲渡、当時のレマラティグ知事とロムロ学長間で譲渡証書が作成された。同地には既に1千世帯が無断で住み着いている。
大学側はキャンパス拡張計画のため、住民に退去を求めたが話し合いはまとまらず、住民側は土地を州政府が取り戻すよう求めている。一方、大学は住民らの移転先を州政府があっせんするよう助力を要請した。ヒラリオ・ダビデ・セブ州知事は「問題は州政府の手を離れている」として、当事者同士で解決するよう静観の構えだ。(5日・ビジネスワールド)