捜索をあきらめるな
[ 313字|2013.8.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ビサヤ地方セブ州タリサイ市沖で沖で起きた大型フェリーと貨物船の衝突事故では、セブ市のエドガー・ラベラ副市長もフェリーの乗客の1人で、九死に一生を得た。ラベラ副市長は、自らの体験を語るとともに、生存者の救出をあきらめるなとハッパをかけた。
ラベラ副市長は、フェリーが沈みかけた時に救命胴着をつけて海に飛び込んだ。それから約36時間後に、波間を漂っているのを沿岸警備隊の救出活動班が見つけ救出した。「助かるとは思わなかった」と、副市長。「私が最後に助けられた1人かも知れない」とも話した。
一方で副市長は、今回は海岸から遠くない場所で起きた事故だけに「まだ生存者がいるはず」と、望みを捨てていない。(20日、ブレティン)