「犯罪者は出ていけ」
[ 317字|2013.7.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ダバオ市のロドリゴ・ドゥテルテ新市長は6月30日、市庁舎前で行った10分間の就任宣誓演説で、犯罪対策を強化する方針を表明し「犯罪者は即刻、ダバオ市から出て行け」と警告した。1988年に初めて市長に就任した同市長の就任宣誓演説は、今回が7回目。
ドゥテルテ市長は演説で「犯罪者には、刑務所か葬儀所しか、居場所はない」と述べた。同市長は1988〜98年に市長を務めた際、裁判抜きで犯罪者を殺す「暗殺団」を支援したとされる。その豪腕ぶりで、犯罪が激減する一方、内外の人権団体からは「人権無視」と非難を浴びた。
娘のサラ市長が1期で引退したのを受けて、同市長は5月の市長選で7回目の当選を果たした。(2日、ブレティン)