人身売買の撲滅訴え
[ 315字|2013.4.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西ビサヤ地域の中心都市イロイロ市で20日、若者を中心に約400人が人身売買の撲滅を訴えるため、自転車に乗ってデモをした。主催者によると、イロイロ市では人身売買で就労している地方出身者が多い。さらに、同市はボラカイ島など有名な観光地に近く、性風俗店に売り飛ばされる女性たちの中継地にもなっている、という。
社会福祉開発省の発表でも、2008年から昨年にかけて、西ビサヤ地域でイロイロ州が人身売買事件の発生が64件と最も多く、うち28件が昨年起きた。
他の西ビサヤ地域の州を見ると、同期間中に起きた人身売買事件は西ネグロス州24件、アンティケ州19件、アクラン州15件、カピス州6件となっている。(23日、インクワイアラー)