ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2013.4.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カラガ地域は依然貧困
社会福祉開発省の最新統計によると、ミンダナオ地方カラガ地域は全土17地域の中で最も高い経済成長を記録しているにもかかわらず、住民の貧困状況に変わりはない。
カラガ地域はこれまで、フィリピン全土で最も貧困な地域の1つとされてきた。しかし、2010年は7・4%、11年には9・6%と17地域で一番の高経済成長を果たした。ところが、貧困層は全住民240万人の半数に当たる120万人と一向に減らない。
平均家族5人の40万5310世帯のうち、23万2301世帯が貧困層で、人数では64万8987人の半数が子どもたちとなっている。ある住民は「物価は上がるのに、賃金は相変わらず低い。政府の生活補助費が頼り」と嘆いた。(16日、インクワイアラー)