人工降雨で発電増目指す
[ 321字|2013.4.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
電力不足が深刻化しているミンダナオ地方で人工雲を発生させて雨を降らせ、水力発電を強化する計画が進んでいる。農務省によると、人工降雨の対象空域は南ラナオ州にあるラナオ湖上空。ラナオ湖には水力発電所が6基あり、水位が高ければ、計727メガワットの発電能力がある。
ミンダナオ地方の電力不足解消策として、最近、アキノ大統領に出された提言に、人工降雨が入っていた。農務省の担当官は「50メガワットの電力を追加供給できれば、少なくとも2時間の計画停電の回避が可能になる」と述べた。
ミンダナオ地方では、ダバオ市とカガヤンデオロ市を除く大部分の地域で、毎日6〜8時間の計画停電が実施され、地元経済に打撃を与えている。(12日、ビジネスワールド)