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　５月の統一選挙を控え、モロ・イスラム解放戦線（ＭＩＬＦ）のジャーファル副議長（政治担当）はこのほど、ＭＩＬＦ構成員に対し、政治家に利用されて選挙絡みの暴力事件に巻き込まれ、その結果、ミンダナオ地方に生まれた平和的な雰囲気を損なわないよう警告した。

　政治抗争に荷担した場合は、ＭＩＬＦ中央委員会が決める各種の支援を停止するなど、組織内で処分をするという。

　ジャーファル副議長はまた、バンサモロ（イスラム教徒の国）の建設途上で実施される今回の統一選は、ＭＩＬＦの政治的な誠実さを示す舞台になると指摘し、地域の現場指揮官に対し、フィリピン政府との停戦合意を順守するよう指示した。（２日、インクワイアラー）