ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2013.1.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カカオ間作を開始
ミンダナオ地方北ダバオ州の小規模バナナ農家40軒がこのほど、バナナの間作物としてカカオの栽培を始めた。昨年12月初め、台風パブロの襲来で大きな被害を出したバナナ農家の救済を目指し、ミンダナオ農業組合連合が希望者を対象に土曜教室を開き、カカオの育成法を指導してきた。カカオ豆はココアやコーヒーの原料になる。
この事業は、米国農務省から資金援助を受ける米国の国際農業支援機関が後押しした。最終的には2千人のバナナ農家にココア栽培を広げる計画だ。土曜教室の受講者には、カカオの苗木50本が無料で提供される。追加の苗木は市場価格の半額で購入できる。2分の1ヘクタールの農園を持つバナナ農民は「所得増につながれば」と語った。(11日、ビジネスワールド)