ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2012.12.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
バナナ農家を支援へ
アルカラ農務長官は14日、台風パブロ(24号)で大きな被害を出したミンダナオ地方のバナナ農家に対し、政府系ランドバンクを通じて、少なくとも21億ペソの緊急融資を実施する、と述べた。金利は年6%以下で、18カ月の返済猶予が認められる。
台風パブロによる農業分野の損害は11日現在、117億ペソに達した。このうち、バナナの損害は16万982トン、74億7千万ペソに上る。被害を受けたバナナ農園の面積は2万6743ヘクタールに及び、このうち大半の2万5907ヘクタールは、現状回復が不可能だという。
アルカラ農務長官は「バナナ産業の復旧には、10カ月かかるだろう。バナナ農家は政府による特別支援を受ける必要がある」と語った。(15日、スター)