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12月17日のまにら新聞から

深夜は「魔の時間帯」

[ 719字|2012.12.17|社会 (society)|新聞論調 ]

交通事故の回避術

 交通量が急激に増えるクリスマス前後は、事故が多発する時期でもある。安らかな気持ちでジングルベルを聞きたいドライバーと歩行者に、事故多発期を無事に乗り切るサバイバル術を何点か伝授したい。

 一、ドライバーはまず、「歩行者こそ路上の王様」と肝に銘じ、歩道を渡る人を見つけたら、たとえ青信号であっても道を譲ること。2トン近い車が時速60キロで、体重50キロ程度の妊娠中の女性とぶつかった場合、警官や交通整理員はどちらに同情するのか。罪悪感にさいなまれながら一生を過ごすのは誰かを考えてもらいたい。

 一、午後10時から午前5時ごろまでは「魔の時間帯」と心得るべし。車のドライバーや道路脇の歩行者には必ず、泥酔者がいると思って良い。酔っぱらいから身を守る方法は「魔の時間帯は動かない」ことしかない。

 一、バッテリーや水、オイルなどの点検を怠らないこと。路上で停止しなければならないような状況に陥った場合は、携帯している三角標示板を100メートル以上離れた場所に置いて、後続車に異常を知らせる。

 一、女性や単独でタクシーを利用する場合、強盗に早変わりする恐れのある運転手から身を守る方法は、プレートナンバーや会社名などを書きとめ、家族らにこれらを電話で教えること。電話は「ふり」でもよい。また、乗車後は、車外の強盗から身を守るため、必ずドアをロックする。

 一、歩道を進む場合、走ってくる車と向き合うように歩く。車と同じ進行方向に歩いた場合、背後で蛇行を繰り返す酔っぱらい運転車両や高速で突っ込んでくる車から、どのように身を守るのか。車と向き合って歩けば、生き残れるチャンスがある。(12日・インクワイアラー、テッサ・サラザール氏)

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