聖像巡礼に大観衆
[ 326字|2012.12.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フィリピンで2番目の聖人となったビサヤ地方出身のペドロ・カルンソッドの聖像がビサヤ、ミンダナオ各地の巡礼を終えて11月27日、セブ市に到着した。同市では30日の感謝祭ミサの際、大統領を迎えて盛大な祝賀行事が行われる。新聖人の聖像到着の知らせに、セブ市役所のビルから多数の職員が通りへ出て、カルンソッド聖堂に向かう巡礼聖像を歓迎した。
カルンソッド聖人の出生地については諸説があって定かではない。セブ州ギナティラン町に同姓が多いところから、有力視されているが、イロイロ、ボホール、レイテ各州出生説もあり、確定していない。新聖人は1672年、17歳のとき、グアム島で布教活動中に村民に殺害された。10月に聖者に加えられた。(11月28日・ブレティン)