カカオの苗木配る
[ 317字|2012.11.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ・カカオ産業発展協会(CIDAMI)は近く、フィリピン国内で生産するカカオ豆の80%、7千トンを占めるダバオ地域のカカオ農家に対し、カカオの苗木を無料で配布する。米国のチョコレート企業「マース」に2020年まで、年間カカオ豆10万トンを供給するという契約を実現するため、増産態勢を強化することにした。
配る苗木はUF18、BR25と呼ばれるマレーシア産の遺伝子交配種。CIDAMIのトゥルトゥル専務理事によると、フィリピン種が病害に弱いのに対し、マレーシア種は耐性があるという。
苗木配布を受けるカカオ農家は、CIDAMIが運営するカカオ開発センターで育苗訓練を受講しなければならない。(15日、ビジネスワールド)