ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2012.10.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
平和の壁が序幕
ミンダナオ地方コタバト州のコタバト空港で26日、武力紛争が続く同地方マギンダナオ州の子どもたちが描いた絵を複写して並べた「平和の壁」除幕式が開かれ、欧州連合(EU)のレドゥー駐フィリピン大使が出席した。
EUは9月の平和月間に合わせて、絵画コンテスト「私のバランガイで見る平和の夢」を開催した。このコンテストに応募、入選した作品の複写を使い、コタバト空港ビル内に、平和の壁と掲示板20組を設置した。子どもたちの絵で「平和カレンダー」も制作され、下院議員や地元自治体に配布される。
レドゥー大使は除幕式で、「子供にとって、和平交渉は重要だ。彼らは最も弱く、武力紛争の影響を最も受けるからだ」と述べた。(27日、ブレティン)