ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2012.9.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ビサヤから聖人
17世紀に殉教した宣教師が聖人認定され、10月21日にバチカン市国で式典が行われる。これに列席しようとローマ行きを志願する信者が3千人に上り、保証の署名に追われたとセブのパルマ大司教が明らかにした。イタリア大使館はビザ申請の多さに驚いたという。
聖人となるのはペドロ・カルンソド宣教師。10代から活動、1672年、グアム島で布教活動中に村民に殺害された。17歳だった。フィリピンで聖人と認定されるのはマニラのロレンソ・ルイス師に次ぎ2人目。
カルンソド師の生地は諸説あって定かではないが、ビサヤ出身は確かという。「バチカンへ行けぬ信者は11月にセブで開かれる祝賀式典に参加を」と大司教は呼び掛けた。(4日・インクワイアラー)