ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2012.8.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ボラカイの白砂を保護
真っ白な砂浜が売り物の人気観光地として知られるビサヤ地方アクラン州のボラカイ島で、白砂を大量に持ち帰る不心得者が後を絶たず、島を管轄するマライ町は改正条例を制定して罰則を強化し、砂と小石の保護に乗り出した。
新条例は「神が自然の恵みとして与えてくれたボラカイ島の白砂が人間の身勝手な我欲により、徐々に消えてきている」と危機感を訴えている。その上で「白砂を持ち出した初犯者は罰金2千5百ペソ、あるいは禁固1〜3カ月を科す」とした。再犯者は、刑期が3〜6カ月と重くなる。
罰金や禁固刑に加えて、違反者は持ち出した白砂や小石を浜へ戻さなければならない。ホテル、レストランなどが違反した場合は、営業許可が取り消しになる場合もある。(23日、ブレティン)