ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2012.8.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マラリアの流行宣言
ミンダナオ地方南ダバオ州保健局はこのほど、州内西部のホセアバドサントス町で子供を含む40人がマラリアを発症したとして、流行地区宣言をした。患者が集中しているのは、港湾町のメイビオ地域。
しかし、季節風がもたらした大雨でマラリア蚊が大量発生しているため、町全体に流行宣言を出し、当局者に即時、対応策をとるよう指示した。同時に、州政府はマラリア対策班を町に急派した。
対策班はマラリア蚊の駆除を支援する。マラリア蚊は大雨が降ると、浸水地域で短期間に大量発生することがよくある。このため、南ダバオ州の保健局でマラリア対策を指揮する調整官は、州内の他の地域でも、マラリアが大量発生する恐れがあるとして、警戒するよう呼び掛けている。(17日、ブレティン)