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6月18日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 579字|2012.6.18|社会 (society)|ハロハロ ]

 わが家がある集合住宅が大規模修繕工事の真っ最中だ。老朽化防止の10年に一度の大掛かりなリニューアル工事で、建物全体に足場を組み、仕上げまで約6カ月間の工程表で始まった。この間、建物が工事用シートで覆われ、洗濯もままならない。外壁塗装やベランダなどの防水工事と並行して台所やふろ場、トイレなどの排気ダクトの洗浄・改修工事も実施した。東日本大震災の復興工事で職人不足のせいか、外国人の職人も目に付く。

 住人の不都合にも増して施工業者を泣かせているのが今年の異常気象だ。季節外れの寒気団がしばしば南下し、午後になると雷雲が発生、大雨に見舞われる。塗装、防水工事は雨水が天敵。乾燥前に水をかぶると、再塗装になるため工事責任者は連日、天気図とにらめっこの日が続く。梅雨入り前の完成予定が1カ月以上も延期になり、うっとうしい工事用シートに4カ月以上も覆われたままだ。

 同じニュータウンの中で、全国でも初めての最大規模の団地建て替え工事が進行中だ。5階建て23棟を取り壊し、11〜14階建ての7棟の高層住宅に生まれ変わる。分譲団地の建て替えモデルケースとして注目されているが、管理組合総会でゴーサインが出るまで20年近くかかった。高齢化が進む中で集合住宅の維持・管理をどうするか。わが方の管理組合でも、将来を見据えた長期修繕計画談議が華やかだ。(富)

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