ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 328字|2012.5.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
病院民営化に反対
全国26の公立病院を民営化する法案に対し、セブ州のガルシア知事が反対を表明している。同州のビセンテ・ソット記念メディカルセンターが対象に含まれているため。
同法案は公立病院に民間資本を入れ、収支を改善して国の補助金約47億ペソの節減を図る内容。ゴレス=バコロド市、マラニャン=西ネグロス州=両下院議員が起案、下院保健委ですでに承認されている。医療機関の収支改善のため、私費医療患者用の個室新設や増設などを求めている。
ガルシア知事は同メディカルセンターがセブのみならず、中部ビサヤ地域全体の住民に貢献しており、民営化は貧困層に打撃を与えると指摘した。さらに同センターが医療機器設備や人材面でも国内でトップクラス、と強調した。(24日、ブレティン)