ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2012.4.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
採掘権取り消しを
ビサヤ地方東サマール州ホモンホン島の環境保護団体は23日、アキノ大統領に手紙を送り、2010年にエミール鉱物資源社(EMRC)に与えられた同島における採掘権を取り消すよう求めた。EMRCは島内の二つのバランガイ(最小行政区)でニッケルの採掘を計画している。
環境保護団体によると、採掘予定地279・13ヘクタールは保護を必要とする河川流域にあり、採掘は鉱山法に違反する。さらに、実際に採掘が始まれば、地域の植生や農業は危機にひんする。その結果、この地域に住む2千人余りの生活基盤そのものが失われるという。
ホモンホン島はフェルディナンド・マゼランが1521年3月16日、初上陸した島として知られる。(25日、インクワイアラー)