ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2012.4.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フルフェースは射殺
ミンダナオ地方サンボアンガ市郊外の村でこのほど、顔全体が隠れるフルフェース型のヘルメットをかぶってオートバイで村に入ってきたら、見つけ次第、射殺するという条例が公布された。
この村は、同市東方約20キロにあるバランガイ(最小行政区)、ルマヤング(人口約1600人)。村の入り口には、早速、新条例を知らせる大きな横断幕が掲げられた。
条例制定のきっかけは、今年2月、40歳の校長がフルフェースのヘルメットをかぶり、オートバイに乗った男性2人に射殺された事件。バランガイ議長は住民を守るために必要な条例と強調している。これに対し「ばかげた考えだ。むしろパトロール強化などに力を入れるべきだ」など、住民から批判の声が相次いでいる。(26日、タイムズ)