ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2012.4.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
成果上がる巡回教師
ミンダナオ地方で学校のないへき地を回って子供や若者を教育する巡回教師制度が成果を上げている。
比教育省同地方事務所によると、2011年6月〜12年3月までの最新学年には、各地に派遣された巡回教師609人が子供の教育に当たり、計3万6540人が読み書きができるようになった。
この制度が始まったのは7年前。地元に公立の小学校がないため、教育の機会に恵まれない子供が増え続けている現状を踏まえて、識字率を向上させるのが主な狙いだ。教師たちは平均30人の生徒を4〜5カ月、現地で教育する。
巡回教師の初任給は一般教師と同水準で最低1万5千ペソ。別に毎月2千ペソの旅費と年1回1カ月分のボーナスが出る。(4日、ブレティン)