ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2012.3.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
変わらぬ連帯誓う
ミンダナオ地方の先住民族とイスラム教徒が変わらぬ連帯を誓う儀式が、7、8両日、「先祖伝来の土地」各地で行われた。双方の代表や政府、自治体関係者なども出席して行われた式典では、相互の連帯の証しとして「キララハ(相互尊重)」「パタボンバトナ(相互扶助)」「ブリガ(協力)」など、五つの原則があらためて確認され、記念碑の除幕式が行われたところもあった。
先住民族ターランディのビクトリノ・サワイ氏によると、伝承的にはミンダナオ島の人々は、1人の共通の祖先アプ・アグビビリオンまでたどることができるという。アグビビリオンは、「大洪水」の際、キタングラド山(標高2899メートル)の山頂で生き延びた、と伝えられている。(7、9日、ビジネスミラー)