ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2012.2.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
北サンボアンガ州が受賞
市民参加の地方自治育成などに貢献した優れたプログラムに毎年贈られる「ガーリング」賞に、今年は北サンボアンガ州が選ばれ、アキノ大統領からイエベス同州知事が表彰された。授賞理由は、同州の先住民族スバネンの福祉向上に対する貢献。スバネンは、もともと「川に住む人」を意味し、同州内で3万9千人、周辺州を含めると9万5千人を超えるという。
イエベス知事によると、同州で政策実施が始まったのは2008年で、当初は50万ペソだった特別予算は年々増え、11年には300万ペソを超えた。これにより、結婚・出生届けの無料化をはじめスバネン民族の文化、芸術、伝統などに関する資料整備とアクセス料金無料化などの政策を実施してきたという。(9日・ブレティン)