ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2012.2.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
危険地区を見張り
カガヤンデオロ市の警察はかつて約1万人が住んでいた同市イスラデオロの砂州へ、住民たちが舞い戻らぬよう見張りをしている。
カガヤン川河口の同地区は昨年12月17日、同市やイリガン市で多大の被害をもたらした台風センドンのため、水位2メートルに達する洪水が押し寄せて多数の住民が死んだ。砂州に建てられた貧弱な家屋はすべて海へ流された。
同市出身のロドリゲス下院議員は、立ち入り禁止となった同地区に住民が戻らぬよう地元警察は2チームを編成して24時間態勢で見張りを続けていると話した。水道、電力会社も同地区の施設を撤去した。同議員は「住民の復帰を認めることは災害を誘うようなもの。政府の方針に従おう」と呼び掛けている。(2日・インクワイアラー)