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1月23日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 585字|2012.1.23|社会 (society)|ハロハロ ]

 旧年は大店(おおだな)の若旦那がカジノで、庶民が目をむくような大金を入れ揚げたと話題になった。ギャンブルは格好の気晴らしだが、付き合い方が難しい。カードゲームなど特に勝負が早い。引き時が肝心。そこへ行くと競馬は通常、半時間に一回程度の勝負という緩ペース。血統、出目などとお勉強もしなければならない。遊びとしては奥が深いかもしれない。

 損をしないコツは馬券を買わぬこと、との名言もある。それは分かっているがエンターテイメントも一つの文化である。という口実で競馬をやっているが、近況はさえない。3連単に集中した06年こそ年間でプラスになったが、以後は下降線。最高配当2億円を売りにしたW5(ウイン・ファイブ=5重賞)なる新馬券が昨年登場、手を出す馬券が増え気が散るばかり。

 フィリピン競馬にも連続5レースの1着を当てるピック5はあるが、W5の場合、東西のレースが交互に指定されるから、なじみのない出走馬のレースまで検討を迫られ、勝負馬券に集中できなくなる傾向がある。終戦から3年後の昭和23年、サツマイモ畑になっていた隣接の競馬場跡地が改修され草競馬が再開された。その時、好奇心旺盛な中1。自宅塀を乗り越えて入場、単複馬券を買ったのが始まりで、以来、半世紀を超えた。今や勝ち馬検討が灰色細胞の活性剤となっている。不調にめげず今年も挑戦を続けるか。(紀)

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