ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2012.1.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
医師不足が深刻に
ミンダナオ地方の州立病院が深刻な医師不足に直面している。ダバオ地域病院のピレリン理事によると、厚生省の新計画を達成するためには、同地域で少なくとも100人の医師と、約300人の看護師が新たに必要という。計画では、看護師の約3分の1が同病院と南フィリピン医療センターの2大州立病院に優先配属される。
「問題は医師をどうやって確保するかだ」と、同理事は話す。理事によると、新たに医師資格をとった地元の若い医師たちは年収が20万〜50万ペソの公立病院を敬遠し、より高額の収入を得られる私立病院に流れがちという。ダバオ医学校財団のアレグレ博士も「低額の報酬では、海外へも目を向ける若い医師を引き留めるのは困難」と話す。(2日、ビジネスワールド)