ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2011.11.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
殉職の女性教師表彰
政府の公務員委員会(CSC)は9日、小学校の教室に乱入した暴漢から児童を守ろうとして命を落とした22歳の女性教師に「国家栄誉賞」を授与した。若い教員が受賞するのは異例という。
サンボアンガ市から約25キロ西のタリサヤン小学校3年生の教室に10月、前歴のある精神異常の男性がボロ(長刀)を持って乱入、児童らに切りつけた。担任だったロルナ・プラロンさん(22)=当時=が素手で抵抗、自らが犠牲になって子供たちの命を救った。児童1人が死亡したがプラロンさんの抵抗でそのほかは無事だった。CSCは優れた公務員に栄誉賞を授与しているが、プラロンさんの行為は特筆と認定した。プラロンさんは教員歴3年。両親が大統領府で受賞した。(14日・ブレティン)