ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2011.10.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
遠隔感知技術で作物調査
作物保険の新規導入を試験的に実施しているビサヤ地方レイテ州は、人工衛星を利用した調査技術を導入し、作物の収穫高を調べる試みを計画している。ドイツ国際協力機構(GIZ)の支援で行うもので、成功すれば全国的な実施も視野に入れている。
この技術は人工衛星を使い、対象となる農家のコメの生育状態を高解像度カメラで撮影するもの。
作物保険は、自然災害や害虫被害など不確定の要素が大きい農業経営を安定的に維持するのが狙いで、レイテ州の500ヘクタールほどの農地が、先に地域ベースの産出高保険(ARBY)の試験対象地域に指定された。ここで過去15年間のコメの全国平均産出高との比較を行うことになるという。(25日、ビジネスワールド)