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　ミンダナオ地方ダバオ市は、官民連携事業（ＰＰＰ）を円滑に推進するため同市商工会議所と協力して、ガイドラインや入札手続きを定めた条例を策定する。

　国政レベルでのＰＰＰガイドラインの地方版。モンテベルデ同商工会議所会頭によると、地元経済界は治水や違法占拠住民の移転などの事業に関心を示している。火力発電所、雇用機会の拡大、インフラ全般など問題を抱える懸案についても乗り気だという。

　同会頭は、ダバオ市が建設ブームに沸くこの時期を逃してはならないとし、「市議会や市長室と協力して参画する」と表明した。しかし、当面は先に同地方を襲った洪水対策に追われ、条例をめぐる公聴会も延期せざるを得ないようだ。（11日、ビジネスワールド）