ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2011.7.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
鉱山会社と協議へ
ミンダナオ地方北スリガオ州スリガオ市のカバホー司教は、8月中にも鉱山会社関係者を招き、環境問題や住民の安全確保をめぐって協議する予定と明らかにした。同司教によると、繰り返し引き起こされる鉱山災害や事故の背景には、鉱山会社側が法で定められた諸規則を順守していないことにある。「われわれは、鉱山事業そのもに反対しているわけではない。しかし、住民の環境と安全を確保する方法があるはずだ」と、話す。
一方で、同司教はマツガス州知事に対しても、鉱山会社の事業活動に対する点検や指導を強めるよう求めた。前州知事時代には、カトリック管区として、鉱山事業の代わりにエコツーリズムの推進と普及につとめるよう進言したこともあるという。(6日、ビジネスワールド)