ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2011.3.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
若きイスラムが和平週間
「われわれは武器をとって戦ってきたが、何の成果も得られていない。負けはしないが、勝ちもしない。その狭間で民が戦闘に巻き込まれた」。このほどサンボアンガ市で1週間にわたり開かれたヤング・モロ・プロフェッショナル・ネットワーク(YMPN)の「バンサ・モロ(イスラムの民)、和平週間」と名付けられた催しでヌハマン・アルジャニさん(20)が訴えた。
YMPNは、2001年に首都圏の大学で修士・博士課程を目指す若い研究者を中心に結成された。今回の催しは、「過去を回顧し、未来を築く」のが狙いで、実行委員長役のアブドラヒム氏は、「若いバンサ・モロに主体性の回復を呼び掛け、戦闘から和平交渉の時代に入ったことを認識させたい」と話す。(22日・ビジネスワールド)