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　首都圏の車両強窃盗事件取り締まり強化を受け、盗難車両が西部ビサヤ地域に搬入されているとの情報で、国家警察同地域本部は管内の大型フェリー発着港に対し警戒網を敷いた。ケロル同本部長によると、盗難車両が同地域やミンダナオ地方に持ち込まれているとの情報があり、車両乗り入れ可能なロールオン・ロルオフ（ロロ）船発着港で、搬送車両の抜き打ち点検など検査を強化するよう各州本部に指示したという。

　ケロル本部長は「犯罪組織がこの地域に新しい販売ルートをつくろうとしているようだ」と話している。

　一方、同本部高速道警備隊によると、昨年１年間で盗難車・自動二輪計15台を摘発したが、すべて他地域で盗まれたものだったという。（８日・スター）