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12月6日のまにら新聞から

「ピー作戦」に参加を

[ 697字|2010.12.6|社会 (society)|新聞論調 ]

立ち小便撲滅

 自宅のあるルソン地方カビテ州から首都圏へ車で向かう途中、「不快な光景」をたびたび目にする。それは、道路脇に止めた車の陰や草むら、木々や壁の前、空き地で小用を足す男性の姿だ。

 この不快な光景を根絶するため、わたしは「ピー(小用、エンドウ豆)シュータークラブ」の設立を呼び掛けたい。参加資格は「悪習をやめさせたいと思う女性」。会員には、公衆の面前で小用を足す男性に豆鉄砲を発射し、反省を促してもらえればよい。

 標的は、比較的狙いやすい背中など。少々残酷かもしれないが、射撃の腕に自信のある女性には「特定部分」を狙い打って頂いても結構。背後からの急襲は絶大な効果をもたらすことだろう。

 いきなりの作戦開始は、「被害者」になり得る男性諸兄に対してフェアとは言えないので、まずは「2週間以内に、ピー作戦を決行する」という警告を携帯電話の文字メールで流布してはどうだろうか。

 この警告は恐らく、国内各地のガソリンスタンドに「ピー特需」をもたらすだろう。男性の半数が悪習をやめ、スタンド内のトイレに駆け込んだ場合、ガソリンやタバコ、キャンディーの売り上げが急増する。商売っ気豊かなオーナーたちも、この好機を見逃すはずがない。

 作戦開始後は、外国メディアに悪習をかき立てられることがなくなり、域内各国とようやく肩を並べることができる。海外から比を訪れる観光客と外貨収入も増えるだろう。さらに、撃てば撃つほど国内のエンドウ豆産業は盛んになる。小さなエンドウ豆が、社会のイメージを向上させ、国内経済と自尊心に活を入れる「ピー作戦」に是非参加を。(3日・インクワイアラー、ビオレタ・デイビス氏)

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